初心者でもできた!エックスサーバーからwpXへ!WordPressサイトをドメインごと移転

5日間ほどブログの更新をしていなかったのですが、この間、既存のWordpressサイトをドメインごと別のServerへ引っ越す作業をしていました。やっと無事に終わったので、その大まかな流れと、初心者の私がつまづいたところ3つ備忘録として書いてみました。
ちなみに、移転元のサーバーはエックスサーバー、移転先はwpXです。
初めての方でも落ち着いてやれば大丈夫!私にもできたのですから!!そして困ったときはサポートに聞きましょう!親切に答えてくれますよ〜!
本日のメニュー
なぜ今wpX?
エックスサーバーに不満があるというわけでもなく、いろいろな自己都合があり、いくつかのドメインのみ、サーバーの引っ越しをすることにしました。WordPress専用の高速サーバーwpXを選んだのは、
- 高速化を図りたいけれど、キャッシュのプラグインなど専門的なことがわからないので、はじめから高速環境が整っているサーバーがよかった。
- 月々の利用料金(1,050円)は、現在利用しているエックスサーバ・X10と変わらない(ただしエックスサーバーは容量が200GB、wpXは100GBなのでwpXの2倍です。初期費用もエックスサーバーが2,000円ほど安いです。)
- 先のことを考えると、投稿数が少ない今のうちに移転する方がよい。
- WordPress以外でのブログ運用は考えていない。
- エックスサーバー、wpXともに同じ会社で運営しているサーバーなので何かと利便性がいいのでは?
- エックスサーバーの使用感がとてもよかったので、wpXでも困ったときのサポートも安心だろう。
などの理由からです。
参考にさせて頂いたサイト
意気込んでみたものの、Wordpressをサーバーの間で引っ越した経験がありません。
いろいろ調べたのですが、wpXのサービスは2013年2月にスタートしたばかりなので、まだ情報があまりありませんでしたが、下記の2つのサイトを参考にして作業をすすめました。
<wpXレンタルサーバーへのWordpressお引っ越し>
※↓このマニュアルを印刷したものを手元に置いて、一つずつチェックしながら作業することをおすすめします!
*1番目のアマモ場さんのサイトは、同じエックスサーバーからwpXへのWordpressの引越しで、さらにスクリーンショットと細やかな説明を入れて解説してくださっているのでとても助かりました。
<その他サーバーへのWordpressのお引っ越し>
*おつぱさんの記事には、他の方の移転作業のリンクが貼っているので、とても勉強になります。
wpXレンタルサーバーへ利用の申し込みをする
何はともあれ、移転先のwpXへサーバーレンタルの申し込みをします。wpXでは14日間の無料お試し期間がありますので、まずはそこから申し込みをしました。
サーバーの使い勝手などを確認してよいようであれば料金を支払い、正式に利用開始となります。
WordPressの移転作業
既に運用中のWordpressをWPXに移転するためには、マニュアルにもあるとおり、移転元(エックスサーバー)で必要なデータを準備の上、移転作業を進めていく必要があります。
移転元(エックスサーバー)で準備するもの
- データベースのバックアップデータ取得
- 「.htaccess 」ファイルの取得
- WordPressインストール先にある[wp-content]フォルダの取得
wpXレンタルサーバーで必要な作業
- ドメインの追加(*独自ドメインで運用する場合)
- WordPressのインストール
- 内容の編集
- データベースのインポート
- 取得した.htaccessの適用
- ファイルのアップロード
です。最初は???でした(笑)だってやったことないんだもの…
でもwpXのマニュアルを一字一句しっかりと読んで、落ち着いてやれば大丈夫です。
とにかくマニュアルに沿って、手順通りにすすめてください。間違って説明してはいけないので、私がやった内容はここでは省きます。
WordPressの移転でつまづいたところ
私がつまづいたところは3カ所。この3カ所を間違ったために、エラーが出てサイトが表示されなかったり、テーマやプラグインはダッシュボードで確認できるのに、投稿やメディアが見当たらなかったり、インストールは無事終わったのにダッシュボードにログインできないなどの事態が生じ、時間がかかってしまいました。
いちいちつまづいた私言えることがあるとすれば、焦らず、慌てず、1に確認、2に確認!一つ一つマニュアルにある注意事項を、我がこととして確認すること。
ファイルの中身、文字列、一つ一つがとても大事です。なので指さし確認ぐらいがちょうどいいかと…
①バックアップしたデータベースのテーブルのプレフィックス(接頭辞)がwp_1だった!
移転元(エックスサーバー)のデータベースのバックアップを、エックスサーバーのサーバーパネル→ドメイン設定→phpmyadminから、自分のパソコンにダウンロードしました。sqlファイルというファイルです。
ああ、これで1のバックアップデータを取得できたと思い、今度はwpXのWordpress各種設定メニュー→データベースのバックアップ→インポート(復元)から移転元で取得したデータベースをインポートしました。
その時はインポート完了したのですが、全ての作業を終えて、サイトにアクセスし、ダッシュボードを開いて見ると、テーマ、プラグインはあるものの、40あった投稿と、たくさんのメディアが一つも見当たりません。
そこでwpXのサポートにメールで問い合わせたところ、下記のようなアドバイスが…
お客様にて移行を行われましたWordPressにてインポートした記事が表示されないとの事でございますが、こちらの状況について確認を行いましたところ、該当サイトにて利用されているMySQLデータベースの接続辞が「wp_1」となっているデータのインポートが行われている状況でございました。
wpXサービスではこちらの接続辞を「wp_」としており、こちら以外のデータのインポートを行われますと、この度の様な症状が発生いたします。
その為、接続辞が異なるデータベースのインポートを行われる場合は、インポート前に該当データの変更を行っていただく必要がございます。
大変お手数ではございますが、現在ご利用中のWordPressからエクスポートを行われましたデータ(.sqlファイル)をテキストエディタ等で開いていただいた上で、「wp_1」という文字列を「wp_」に置換していただき、置換後のsqlデータにてインポートをお試しいただけますでしょうか。置換後のデータをインポートしていただく事で、該当サイトの記事等の表示が可能になるかと存じます。
ご丁寧でわかりやすいお返事をありがとうございます。エックスサーバーでもそうなのですが、とにかくサポートが素晴らしいです。
マニュアルにも注意がきちんと赤の枠内に書かれていました。
しかし…ん〜何が何だかわからない??
とにかく、データベースダウンロード先のエックスサーバーの管理画面から、phpmyadminでデータベースの中身を見てみたところ…
確かに接頭辞が「wp_1」になってる!!
原因は、移転元のエックスサーバーで何個かWordpressを手動でインストールしたのですが、データベースを作るときに、どうやら接頭辞が1だの2だのに自動で設定されてしまったようなのです。
変換してインポートってどうやるの??
「テキストエディタでエクスポートしたsqlファイルを開く…」わからないけど、以前使ったことのあるWindowsのテキストエディタ「TerraPad」(Windowsの場合こちらからダウンロードできます)
でパソコンにダウンロードしたsqlファイルを開きます。
↓これがSQL文というものなのでしょう。この長ーい文章の中にWP_1と書かれている箇所がた〜くさんあります。
最初一つ一つ手作業でやったのですが、一括で置き換えるやり方がありました(笑)
「検索」→「置換」をクリック、検索する文字列に「wp_1」と入力し、置き換え後の文字列に「wp_」と入力し、右はじの上から4番目「全て変換」をクリック、変換しました。
置き換え箇所は全部で300以上あったのですが、一括で置き換える機能があったので一瞬で置き換えが完了!Macのテキストエディタ「mi」(←公式サイトからダウンロード)でも同様に置き換え機能があります。
テキストエディタバンザイ!
置き換えた後、sqlファイルを上書き保存し、もう一度、データのインポートをしたら、きちんと投稿やメディアも元通りの場所に表示されました。うう〜接頭辞ってあなどれないっ!
②.htaccessの編集は、BEGINの前とENDの後の記述に注意!
なんでも始まりと終わりが大事です。
これも単純ミスです。①より前に判明したことです。
一通りの作業を終えて、サイトにアクセスしたところ、InternalServerError500だったか504だったかが出ました。つまりアクセスできない状態です。
原因は、エックスサーバーからダウンロードして取得した.htaccessの「#BEGIN WordPress〜#END WordPress」で囲まれている部分だけを抜いて.htaccess編集の画面に記述しないといけないのですが、#ENDWordpress以降は削除したものの、#BEGINWordpressの前に、エックスサーバーで設定してあったと思われる記述が何行か残っていました。
#BEGIN〜の前にある記述を全て削除してwpXの.htaccessを編集し直したところ、Errorが消えて、サイトが無事表示されました。.htaccess怖い!!
*InternalServerError 500が出るときは、たぶん.htaccessの設定間違いと思われます。
↓下記のように、wpXのマニュアルページを参考に.htaccessを設定すると大丈夫かと…
③サイトをドメインごと移転した時のWordpressユーザー名とパスワードは、移転元で設定したもののままでいい
wpXにドメインを追加し、そのドメインに対してWordpressを新規インストールすると、下記のように新しいWordpressのパスワードが自動的に付与されます。
全部の作業が終わってさあ、いざダッシュボードにログイン!と思って、このwpXで新しく設定したユーザー名とパスワードを入力したところ、「無効なユーザー名です」と表示され、ログインできません。しばらく悩みました。
wpXの設定から、phpmyadminへ入り、wpXで新しくインストールしたWordpressのデータベースを見てみました。すると、一番下の「wp_users」を表示させたところ、「user_login」(ユーザー名)が、エックスサーバーでWordpressをインストールしたときのログインユーザー名でした。
ということは、パスワードもエックスサーバー時代のWordpressのものでは?と思い、前のパスワードを入力したところログイン成功!!おお〜感動!!!
そりゃそうですよね(汗)理論的に考えると、バックアップをとったデータベースをそっくりそのままインポートしたわけですから…ユーザー名も、パスワードも、移転元のエックスサーバーで使っていたものがそのままなはずです。wpXの管理画面から新規インストールし、新しくなったユーザー名とパスワードでログインしようとした自分がはずかしい…
素人はこれだからもう〜!マニュアル通りに行かなかったときは本当に頭が真っ白になります。地頭、鍛えないと…(笑)
ちなみに自力でこの時は解決できたのですが、同時にサポートにもテンパって問い合わせをしていました。解決しましたとwpXさんにメールしたら下記のようなお返事が来ました。
お忙しい中ご丁寧にご返信いただきありがとうございます。下記の件、承知いたしました。
※他サーバーからのWordPress移転に際して「データベースそのもののインポート」を行った場合、WordPressへのログイン情報も含めたすべての情報が 「移転前サーバーのもの」へ置き換わります。
そのため、以後は「移転前サーバーで利用していたログイン情報」
にてログインする必要がございます。ご注意くださいませ。
そうか、やっぱり…エックスサーバーからのデータベースをwpXにインポートした時に、ユーザー名とパスワードがエックスサーバーで使っていたものに置き換えられたんだ。納得しました!
かれこれ3〜4日、この引越作業に費やしましたが、初心者でもなんとかできた訳です。サポート様々!
細かい所の設定のし直しはありましたが、ほぼエックスサーバーで表示されていたとおりの画面で表示されるようになりました。
まとめ
以上、wpXへの引越作業で私がつまづいた3つのことでした。どれも詳しい方ならやらないようなミス。
でも、自分にとってはWordpressのファイルの中身や、仕組み、それぞれのソフトの使い方、データのエクスポートやインポート、wp-contentの中にテーマや投稿、メディアが保存されていたことなど、知らなかったことを沢山学ぶいい機会でした。辛かったけど…(笑)いつかどなたかの参考になればと思います。
wpXに引っ越してみての感想
- もうとにかくWordpressのインストールが簡単。「ドメイン追加」「Wordpressの新規作成」で終わり。ボタン2つか3つ。データベースを作ったり、FTPソフトでWordpressをUploadしてインストールとか、ドメイン直下を気にするとかない!サブドメインへのインストールも同様に簡単!ごちゃごちゃした作業がなくてストレスフリー。
- 更新が速い。特にダッシュボード上での画面の切替がとても速い。記述→更新がスピードアップ!作業がとてもはかどる。
- サイトの表示スピードは若干速いかな?と感じる程度。(これは自分が掲載している記事や画像数、何かのボタンなどの読み込みにも左右されると思います。シンプルなテーマで構成されるとたぶん速いと感じると思います。)でもちょっとでも速いに越したことはない。(移転元のエックスサーバーはなかなかできるサーバーだったのだなあと思います。)
- なんとなく安心の安心感!高速化…これは何かと課題です。画像を小さくするなど勉強すること、打てる手はまだまだありそう。ただ、自分の判断でプラグインなどを使って高速化を試みるのは知識の少ない初心者にとっては正直怖いです。テーマや他のプラグインと干渉したり、表示が上手くいかないときに、原因が特定できないと不安です。なので最初から、そういったものを考えなくてもいい環境でブログを運営できるのは、気持ちの上で安心感があります。
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