OLYMPUS E-PL7はYouTubeの自撮り動画に向いている?動画撮影におすすめのデジカメはどれ?

E-PL7はモニターが下に180度回転します。下開きモニターのメリットとしては、タッチパネルで自分撮り操作がしやすいということが挙げられます。
しかし三脚にのせるとモニターが三脚に隠れてしまい、画面が見えなくなるんです。↓もうこの時点で今回のテーマ「E-PL7でYouTubeの自撮り動画に向いている?」、雲行きがあやしくなってきました。
「三脚を使わず手持ちで撮るからいい」「モニターなんて見なくても動画は撮れる」という方はいいのですが、三脚は使えた方が便利ですし、できればモニターで確認したいですよね。
今回は、E-PL7でYouTubeの動画を自分撮りしたいと思った時に、どうやったらライブビューしながら自分撮りできるか?、E-PL7は自分撮り動画撮影に向いているか?を考えてみたいと思います。
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E-PL7を三脚につけて自撮りする方法
2つの方法を考えてやってみました!
- OLYMPUS Image Shareアプリでリモート撮影する方法
- スライディングプレートでカメラを横に移動する方法
OLYMPUSのアプリを使ってスマートフォンとE-PL7をWi-Fi接続、リモート撮影で自分撮りをしようというもの。これならスマホの画面で映像チェックができるじゃん!と期待したわけです。
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PENとOLYMPUS Image ShareのWi-Fi接続の仕方はこちらをご参考に…
まずはアプリで静止画撮影を試す
まずは静止画。OLYMPUS Image Shareを起動させ、スマホをリモコン代わりにしての撮影です。
こんな感じでセット。三脚はE-PL7用はManfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B、隣のiPhone用がSONY スマートフォン用三脚 SPA-MK10
あとはスマホ側でアプリを使い撮影モードを選び、ピント合わせ(タッチでできます)、露出やホワイトバランスなどを調整、「ハイ、チーズ!」でシャッターボタンを押すと撮影完了!
こちらがアプリを使ってE-PL7で撮影した静止画です。↓スマホに転送し、InstagramなどのSNSにE-PL7で撮ったきれいな写真をアップできるのでとても便利です。
静止画の場合、スマホで画面に映る自分の姿を確認しながら、リモート撮影が快適にできます。
アプリを使っての動画撮影は16秒までしかできない!&ライブビューできない(致命的!)
動画も静止画と同じように、スマホでライブビューしながら撮影できるのでは?と思い、やってみました。
ところが、スマホアプリと連動しての動画撮影時間は、設定で16秒までしか選べないのです!
しかも16秒の動画撮影ですら、下の画面のように「撮影中…」と画面が真っ暗に切り替わってしまい、ライブビューしながら動画撮影することはできませんでした。なんだよそれ!Vineじゃないんだから16秒の動画って短すぎる!しかもライブビューできないならアプリの意味ないわ!
このことについては、E-PL7の紹介ページにもさりげなく書いてあります。
「指定した時間の動画(=最大16秒)の動画撮影をリモート操作で行うことが出来ます」、「※動画撮影中のスルー画はスマートフォンには表示されません」と…
この辺はカメラやアプリのファームウェアのアップデートとかで1.長い時間、2.自分の姿をスマホの画面で確認しながら撮影できるように改善して欲しいところです。
2.三脚アクセサリー スライディングプレートでカメラを横にずらす方法
もうアプリを使っての動画撮影はあきらめました。次なる手段は、三脚穴にアクセサリープレートをつけてE-PL7を横にずらす!です。
これだとモニターを180度回転しても、カメラをスライドして移動できるので、三脚に隠れることなく、モニターを見ながら動画の自分撮りができるのでは?という仮説を立てました。
ETSUMI 三脚アクセサリー スライディングプレート ETM-83061
Amazonで注文、ポスパケットでヤマトメール便で届きました。
この中で言うと、ネジ位置の変換という用途ですね。
スライディングプレートです。
裏はこうなっています。コルクっぽい緩衝材(?)がついていてカメラとの間のクッションになります。
横から見たところ
E-PL7の三脚穴に固定します。
下に180度できました!なんかよさそうですね。
三脚アタッチメントに反対側の穴3つのうちのどれかを固定します。
これで三脚に固定し、モニターを180度下開きにしてみました。
画面が反転し、三脚に固定しての自分撮りができるようになりました。
ところが、横から見ると、プレートのねじがちょっとだけモニターに干渉します。
違う角度から。やっぱりねじがモニターに当たるのがちょっと気になります。
エツミ 止ネジ長 E-522に変えてみた
撮影できないわけではないですが、モニターに毎回ねじがぶつかるのはあまり気持ちのいいものではありません。
そこで試しにライディングプレート ETM-83061付属のネジよりも直径が小さい止ネジを買って交換してみました。
大きさを比べてみました。直径は2まわりくらい小さいですがネジの長さがかなり短いです。
プレートからネジを外すには、一旦止めねじを左右の端に持ってきてからくるくり回して外します。
小さいねじとこうかんしてみました。
横から見るとかろうじてネジの頭が出る程度
プレートにつけてカメラにつけたところ。直径がかなり小さくなりましたが、ねじの長さが短くなったのでギリギリカメラに固定されているといった感じ
でも、今度はねじが小さくなった分、固定ネジとモニターとの間に隙間ができて干渉しなくなりました。
前から見ても出っ張りが少なくいい感じになりました。が願わくば直径が小さめでネジの長さはあと5ミリ位長めがBESTです。
多少干渉しても奥までしっかりネジを固定したい方は、付属のねじを使うことをお薦めします。
話は逸れますが、E-PL7で改善された点ですごくイイなあと思ったのが、水準器です。縦、横両方のインジケーターが表示されるようになり、横の水平と上下のアオリできちんと水平がとりやすくなりました。
結論…E-PL7は自分撮り動画撮影にはあまりおすすめできない
おすすめできない理由
検証するまでもなく、最初からわかっていたことではありますが(笑)、
- もともとE-PL7は三脚に固定してモニターを下に180度回転すると、三脚が邪魔でモニターが見えなくなってしまうこと
- スマホアプリでの動画撮影が16秒までしかできないということ
からすると、E-PL7はYouTubeなどの自分撮り動画にはあまり向いていないと思われます。三脚を使わない、またはモニターで自分の姿を確認しなくてもいいならいいですね。
もちろん今回ご紹介したように、プレートをつければできますが、とても見づらいです。それにあまりスマートではありませんね(汗)
どうしてもOLYMPUSという方は、上に170度モニターが回転する一つ前のモデルE-PL6ですかね??
動画撮影におすすめなデジタルカメラは??
E-PL7と同等クラス(ミラーレス、コンデジ)、似ている機種としては、α5100などが自撮りでの動画撮影に使えるミラーレス一眼の候補に上がると思います。ただα5100は熱暴走があり長時間の撮影はおすすめできません。
E-PL7と同じマイクロフォーサーズで4Kも撮れて画質がきれいなPanasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス G8 レンズキット 標準ズームレンズキット 1600万画素 ブラック DMC-G8M-K
5軸手ブレ補正が強力なOLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII という手もありますが、動画撮影のしやすさは断然Panasonicですね。
コンデジクラスでは1インチのセンサーサイズのSONY RX100M4、
またはCanon Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkIIを検討する方もいらっしゃると思います。
【追記】2016年11月に発売予定のPanasonic コンパクトデジタルカメラ ルミックス LX9 1.0型センサー搭載 4K動画対応 ブラック DMC-LX9-Kも期待が高まります。
撮りやすくて長時間撮れてきれいなPanasonicがおすすめ!
私個人的にはこれからYouTubeなどで動画を始める方にはPanasonicのデジカメがおすすめです!!
- 4Kにも対応、キレイな映像が簡単に撮れる
- モニターがこちらを向いて自分撮りしやすい
- 操作がわかりやすく、細かな設定ができる
- 長時間の動画撮影も熱暴走の心配がなく安心
- レンズのラインナップが豊富なのでいろいろな映像表現が楽しめる
お値段に余裕のある方はGH4もありです!
今回ご紹介した商品はこちら!
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